
Matter対応、スマートライトコントローラの紹介
はじめに
こんにちは。昨年7月に長男が誕生して、パパになったけりです。
今回は、部屋の照明をスマートに制御するデバイスを紹介します。
作ったもの
スマートライトコントローラ

赤外線リモコンの信号を記憶して、部屋の照明を制御するデバイスです。
人感センサと照度センサを搭載しており、人の出入りや周囲の明るさに応じて、照明を自動で ON / OFF できます。
また、スマートホームの共通規格である Matter に対応しており、Google Home や Amazon Alexa などのスマートスピーカーから音声で操作することもできます。
今回は自宅用ということで、ハードウェアはブレッドボードで簡単に作成しました。
なぜ自作したのか
実は、SwitchBot などの市販のスマートホームデバイスを組み合わせれば、似たようなことは一通り実現できます。
ただ、実際に使ってみると、
- 反応が遅い
- タイムアウトや複雑な条件を細かく設定できない
- 物理リモコンで操作したときに状態が同期されない
といった点が気になっていました。
そこで、必要な機能をひとつのデバイスにまとめて実装することで、タイムラグなく、かつ柔軟な条件で動作する照明制御を実現しました。
動作仕様
今回開発したスマートライトは、下図のような動作仕様になっています。
動作仕様
図で見るとやや複雑に感じますが、基本的な動作はとてもシンプルです。
- 周囲が暗い状態で人を検知すると照明を ON
- 一定時間、人を検知しなければ照明を OFF
これに加えて、以下のような制御にも対応しています。
- Matter 経由で Alexa などから照明の ON / OFF
- Matter 経由で Alexa などから人感センサの ON / OFF
- 物理リモコンのボタンが押されたときに状態を更新
- 設定値(タイムアウトや閾値)をシリアルコンソールから調整可能
実際に使ってみて
しばらく自宅で使ってみましたが、人が部屋に入った瞬間に点灯するため、体感的な遅延はほとんどありません。
特に、市販の人感センサで感じていた「ワンテンポ遅れて点く感じ」がなく、かなり自然な動作になっていると感じています。
また、物理リモコン・音声操作・自動制御を併用しても挙動が破綻しない点も、日常使いでは重要なポイントです。
おわりに
これまで SwitchBot や Tapo、Aqara など、いくつかのメーカーの人感センサを試してきましたが、どれも反応の遅さが気になり、少なからずストレスを感じていました。
今回は、人感センサと赤外線リモコンの制御をひとつのデバイスにまとめることで、タイムラグのない、期待どおりの動作を実現できたと思います。
ソースコードや回路図などの設計データは GitHub に公開していますので、興味があれば参考にしてみてください。
ブレッドボードにも美学あり
