
IR-Stationの使い方
IR-Stationとは
IR-Station とは、自作のWiFi接続の赤外線学習リモコンです。
IR-Stationを使えば、スマホやPCから家電製品をコントロールすることができます。
本体の写真
上面の4つの点が赤外線LEDです。
本体

壁に取り付けた時の様子
とてもコンパクトです。
壁に取り付けた様子

IR-Stationのバージョン
この記事の内容は、IR-Stationの v1.4.0
に対応しております。ご注意ください。
2つの動作モード
WiFiステーションモード
IR-Stationを家のルーターなどに接続して、スマホやPCからはルーター経由でIR-Stationに接続するモードです。
普通はこちらのモードを使います。
WiFiアクセスポイントモード
IR-StationがWiFiのアクセスポイントになり、スマホやPCがIR-StationのWiFiに接続して使用するモードです。
このモードの場合、ルーターが不要なのでお手軽ですが、IR-StationのWiFiはインターネットに接続されていないので、スマホもインターネットにはつなぐことができないので注意が必要です。
IR-Stationのセットアップ
IR-Stationに電源を供給
電源はUSB-Micro-Bケーブルを使って、適当なUSB電源から供給します。
電源を供給

IR-Stationが出現
電源を供給すると、IR-Station
という名前のWiFiが出現します。
セキュリティがかかっている場合はパスワード「IR-Station」を使ってください。
SSIDを検出

自動でウィンドウが現れる
AppleのデバイスやWindowsの場合、自動でログイン画面が現れます。
自動で画面が現れない場合や、その他のデバイスを使っている場合は、適当なブラウザでhttp://192.168.4.1 を開いてください。
IR-Stationに接続

付近のWiFiを検出
ログイン画面が現れて、しばらくすると、IR-Stationのセットアップ画面が表示されます。
IR-Stationをステーションモードで使う場合
WiFi Setup Mode
内に必要事項を記入し、Confirm
ボタンを押します。
IR-Stationをアクセスポイントモードで使う場合
Access Point Mode
内に必要事項を記入し、Access Point Mode
ボタンを押します。
WiFiのリストを取得

接続成功画面→スクリーンショット
入力したWiFi情報が正しく、接続に成功した場合、以下のような画面になります。この画面に表示されるURLを控えておかないといけないので、この画面を スクリーンショット することをお勧めします。
失敗した場合は前の画面に戻るので、もう一度正しく入力してください。(時々、入力したWiFi情報が正しくても接続に失敗することがあるので、その場合はもう一度試してください。)
成功

上手くいくとSSIDが消える
設定が完了するとIR-StationのWiFiが消えてなくなります。
SSIDが消える

IR-Stationを使う
IPアドレスでアクセス(すべての機器で使えます)
IPアドレスでアクセス(すべての機器)

mDNSホスト名でアクセス(対応機器のみ)
mDNS対応機器には、Appleデバイス、iTunesのインストールされたWindows PCなどがあります。これらのデバイスからは、IPアドレスだけでなく、わかりやすい名前のURLでアクセスすることができます。表示される画面は同じです。
mDNSホスト名でアクセス(Bonjour対応機器)

赤外線信号を登録する
- 画面の下の方の
Record a Signal
というボタンを押すと、メニューが現れます。 - 登録したいチャンネルを選び、ボタンの名前を入力します。
Record
ボタンを押すと、IR-StationのLEDの色が変わります。- その状態でIR-Stationにリモコンを向けて、登録したいリモコンのボタンを押してください。
- 登録に成功すると、IR-Stationの画面上のボタンの名前が更新されます。
赤外線信号を送る(IR-Stationをリモコンとして使う)
画面上のボタンを押すだけです。そのボタンに割り当てられた赤外線信号がIR-Stationから送られます。送信中は画面のボタンがピンクに変わります。ピンク色が元の白色に戻ったら送信完了です。
まとめ
IR-Stationは、僕ひとりでかなりの時間をかけて開発してきたものです。やっと実用できるレベルまで来ました。これからもバージョンアップを重ねて、より便利にしていきたいです。